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『コミュニケーションと人間関係』人間関係悩み・緊張・あがり症克服コミュニケーション講座-10

人間関係において行き違いなど、関係が悪くなる原因というのは様々です。

しかしこの問題、すなわち関係悪化という問題を考える上においては、自分がどのようなレスポンスや働きかけをしているかという観点から考えることが重要だと思います。

具体的には自分がその場面で、あるいはこれまでに相手に対してどのような言葉を選択し、どのような思いを抱き、相手に対してどんな印象をもち、そして根本的にはどのような人間観を土台にもっているかということになります。

その中で今日ふれたみたいのはどんな言葉を選択したかという点です。

いわゆる「言ってしまった」「言っちゃった」という場面。

これは「よせばいいのに言ってしまった」「思わず言っちゃった」ということになります。

ここまでいかなくても私たちは、自分では意識して言葉を選んで会話をしているつもりでも、実際は自分が自覚しているよりもはるかに無造作な言葉の選択によって会話をしているものです。

これはほとんどの人がといっても言い過ぎにはならないと思っています。

そして「自分は大丈夫」と思っている人ほど、無自覚の選択をしてしまっていると思った方が良いと私は言いたくなります。

現に会話を録音して自分の会話を振り返ると、私が観てきた範囲でいえば、ほぼ100%に近い人たちが、自分が言ったつもりでいることと、実際に言っていることにギャップがあることに否応なく気づかされます。

ほぼ100%に近い人たちといわれると、そんなまさかとか、それはオーバーなのではないかと思われるかもしれませんが、私が観てきた(聞いてきた)範囲に限定するならばそうでしたし、この事実には私も正直驚きました。

録音をしているという前提でなされている会話ですらそうなのですから、これが日常会話で録音して後でチェックするという前提もないところでの会話であれば、なおさらそのギャップは大きいものになっていることが考えられます。

自分が適切な言葉を選択するとか、自分が思っているとおりの言葉を選択するという一見単純そうにみえることが、実は非常に難しいのだという現実が存在するということを、私たちはきっといくら意識し過ぎてもし過ぎることはないのだといえるでしょう。

そしてまた、ここをかなり厳密にチェックしていくならば(実際これはとてつもなく大変な作業になりますが)人間関係やコミュニケーション、つまり会話の技術(スキル)は、少しずつ向上していく可能性が出てくるといえるでしょう。

そういう意味で、人間関係を総合的に理解するための方法はこちらを参照ください。

また、コミュニケーションを言葉のレベルで細かく実践的に理解・学習するにはこちらを参照ください。

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『コミュニケーションと人間関係』人間関係悩み・緊張・あがり症克服コミュニケーション講座-9

コミュニケーションと人間関係を考えるとき、コミュニケーションが円滑であれば、人間関係も良好になるということがいえると思います。

ではコミュニケーションを円滑にするためにはどのようなことに注意し、どのようなことができれば良いのでしょうか?

基本的には意志の疎通というものは言葉を媒介にして行われるものであり、そういう意味ではコミュニケーションとは言葉によってなされるものであるといえます。

もっと具体的にいうならば、自分が何を言い、相手の言葉をどう聞いたかということの連続であり、自分の思いをどこまで相手に受け入れられるように伝えたかということであり、相手の言葉をどこまで正確に聞き、深く理解できているかということの積み重ねによって、コミュニケーションの成否が決定してくるといえるでしょう。

自分は何をどう言ったのか。どんな言葉を使ってどんな表現を介して伝えたのか。まずこれが正確に自覚できているのかということが重要です。次に相手の言葉をどれだけ正確に聞き、その言わんとするところをどこまで深く理解できたのかということも重要です。

たとえば会話のやり取りを録音し、その一言ひとことを細かく検証してくと、その人間の心情、心の動き、人間観、価値観や思想までもうかがい知ることも可能になります。

言葉というものは、その人間の持っている性格や価値観、人間観、人生観、思想というものを見事に反映しているものです。

そうした言葉の選び方や話の聞き方、それに付随する心理や感覚を総合的に検証し、修正し、レベルアップしていくということをしなければ、コミュニケーションの力は向上してはいきません。

そういう意味で、人間関係を総合的に理解するための方法はこちらを参照ください。

また、コミュニケーションを言葉のレベルで細かく実践的に理解・学習するにはこちらを参照ください。

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『人間関係論』人間関係悩み・緊張・あがり症克服コミュニケーション講座-8

物事、知っているということと、理解しているということとは、似ているようで違います。
例えば、「人の話をよく聞くということは大切だ」ということで考えてみましょう。

人の話をよく聞くということは大切だということについて、「知らない」と答える人は、おそらくほとんどいないのではないかと思います。

「人の話を聞くって大切なことだよね」と言って、「えっ?そうなの?知らなかったわ」という人は、おそらくあまりいないでしょう。

では、そのことを知っているけれども、どこまで理解できているかということになると、できていると答えられる人の数は、グっと限られてくるのではないでしょうか。

さらに、人の話しを聞くということが大切だとわかってはいるし、実際にちゃんとできているという人の数は、もっと限られてくるでしょう。

「わかってはいるのだけれど、それがどうしてもできない」

そう訴える人は少なくありません。
実際、カウンセリングをしていても、そんな風に切実に訴えてこられる方は、とても多い。本当に多いんです。

では、「理解できている」から「実際にできている」になるまでは、一体どのくらいの時間が必要なのでしょうか。

「やろうと努力しているのだけれど、それがどうしてもできない」
「いくら頑張ってもできない。無力感を覚える」
「もうどんなに努力しても、自分にはできないのではと思う」

自分なりに努力し、何度もトライしてきたのに思うように行かない時、私たちは思わずそんな風に言いたくもなります。

では、一体どのくらいの時間が必要なのか?

それは人によって様々であり、一概にこうだとか、安易に目安を申し上げるわけにはいきません。

ただ、言えることは、「もう自分はダメなんじゃないか」「いくら努力しても、自分はできないのではないか」そんな風に思った時こそが、スタートの時なのではないかということです。

「もう自分はダメなのではないだろうか・・・」と思ったときこそ、そこから、本当の取り組みが始まろうとしているのだということです。

人によっては、そのスタートに、短い時間でたどり着ける人もいるでしょうし、何年もかかる人もいるでしょう。人によって、その時間は様々です。

ですが、そういう時に周りの人間と比べてみても、得るものはあまりないのではと思います。

更に何年もかかるかもしれない。場合によっては、ある人が既に出来ていることを、生涯をかけて取り組んでいかなければならないかも知れない。

そんなことは、人生の中では、いくらでもあることなんだと思います。
でも、やはり、地道に根気よく取り組んでいくしか道は無いようです。

以前ある研修で、私は一つの壁にぶつかていることを、参加者の前で話しました。

そして、そのことについて、参加された皆さんと、先生とで、ずっと話し合いが続きました。後日皆さん、その時の話し合いが、一番疲れたけれども、一番身のある話し合い(テーマ)だったとも、仰ってくださいました。

その中で、先生が一言、言われた言葉が、今も私の頭の中に残っています。

「まあ、余計なことを考えずに・・・・ひた向きにやればいいさ・・・」

余計なことを考えずに、ひた向きにやればいい・・・
ああ・・・そうか・・・・それしかないんだな・・・・

そう思ったら、急に肩の力が抜けました。

余計なことを考えずに、ひた向きにやればいい。
私は、ついつい余計なことを考えすぎていたのかも知れません。

理解している→実際にできている

心理カウンセラーとして、人間関係の取り組み、コミュニケーションの取り組み、その道のりを、改めて歩いていこうと、私は心に決めて、改めて取り組んでいくことにしました。

その取り組みの集大成がこちらです。

PCの方はこちら
http://counselinglife.com/ningenkankeinonayami.html
ケータイの方はこちら
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『対人関係について』人間関係悩み・緊張・あがり症克服コミュニケーション講座-7

-対人関係のトラブルの要因-

対人関係のメカニズム1では、心が開けない状態により、人と上手く関わりをもてないことについて考えてみました。そして、どうやったら相手に心を開けるようになるかについて、このページで考えるということで文章を結びました。

そこで、ここでは心を開くためにはどんなことに気を付けていけば良いのか。
どう心がけていけば、上手く人と心の触れあいをもてるようになるかを考がえてみたいと思います。

ただ、その前に、何故心が閉じた状態になったり、人と関わるのに過度の緊張を覚えたりしてしまうのかを今一度、考えてみます。

人と上手くコミュニケーションできない状態を、コミュニケーション不全とも言います。
コミュニケーション不全と言っても、その程度は人によって様々ですし、本人の自覚度合いによっても十人十色といえます。

つまり、その不全度を正確に数値化することはできません。
「あなたの不全度は〇〇です。」という具合にはいきません。

ですので、ここでは程度や、その悩みの度合いもいろいろでしょうが、ひとくくりにコミュニケーション不全という言葉で進めていきます。

-内面の怒りが生む対人関係四つの弊害-

人は誰でも心の中には不満があります。どんな人でも、心の中には、自分が接してきた人への感謝と不満の気持ちの両方を抱えて生きているものです。

しかし、人への感謝よりも不満の量があまりにも大きいと、その感情が様々な弊害を生み、人生を生き辛くしてしまいます。

そして、心の中にある大きな不満が、対人関係にコミュニケーション不全を引き起こす大きな要因を生むことになります。

では、どんな要因が考えられるでしょうか。様々な事柄が複雑に絡み合っているとは思うのですが、ここでは主に四つの要因を考えてみます。

先ず、第一に心の中の大きな不満を永年抱えてきたために、心の中に「恐れ・怒り・不安・孤独」といった感情が存在し、その感情と常に戦わなくてはならないために、心のエネルギーの大半をその防衛戦に費やさねばならないので、対人関係において、円滑なコミュニケーションをこなす余力が残っていないのです。

第二にはそうした感情が自分の中にあることを認めたくないために、自分の本当の感情や、心の底の気持ちを認めようとしなくなることです。

そのため、自分の本当の気持ちにウソをつき続けることになり、結果として自分の本当の気持ちがわからなくなり、自分の感情の把握率が低下し、その副作用として人(相手)の本当の心も見えなくなってしまうのです。

つまり、相手の心も己の心も見えなくなり、更には物事の本質もありのままには見えなくなってしまうのです。これでは対人関係に大きな支障が生じます。

第三にはもうこれ以上傷付きたくないために、自分の心を外界に対して閉じてしまうことです。これはほとんど無意識に行なわれる防衛本能のようなものなので、本人が意識レベルでコントロールすることは、大変難しいのです。

また、この防衛機制により、かろうじて生き抜くことができたという成功体験が本人の中ではあるために、頑なにこれを守ろうとします。

相手にしてみれば、これほど緊張状態にある人間に対し、心を開くという気には、なかなかなれないわけで、これも対人関係にとってとても大きな弊害になります。

そして四つ目の要因として、上記三つの働きにより、強固な人間不信を形成してしまうことです。この場合の人間不信とは、自己不信と自己否定感、そして自己嫌悪の三つから来る他者不信です。

つまり、現実世界からみてこんな非効率な、不合理な防衛機制に囚われている自分というものに嫌気がさしてしまうのです。

そして自分の心の中がこのように複雑なために、相手の、あるいは自分以外のすべての人間の心の中も、同じように「複雑で信用できないものである」と認識してしまうのです。

-真実をあるがままに受け入れる-

このよう対人関係におけるコミュニケーション不全の要因を四つにまとめてみましたが、これらは基本的には人間不信というベース、つまり、人を否定的に見てしまう傾向を意味します。では、どうすれば、コミュニケーション不全を乗り越えることができるでしょうか。

それは、「真実をあるがままに受け入れる」ことです。

この場合の真実というのは、自分自身の中に、人間や社会に対して、大きな不満・怒りが存在しているということ、基本的に自分に人を否定的にみる傾向が根強くあるということです。

このような真実は、ほとんどの人が自覚したくない、醜い感情ですから、そう簡単に認められるものではありません。

そんな感情は、自分をさらに深く傷付けるかも知れないからです。だから、絶対に認めたくないという心の抵抗が起きるのです。

しかし、対人関係におけるこうしたコミュニケーション不全を取り除くには、やはり、茨の道を歩んでいかなければならないでしょう。

このように、自分自身の真実をありのままに受け入れることができれば、人の心や物事の本質もありのまま見ることができるようになり、コミュニケーションがより円滑になり、何でも迷うことなく決断できるようになってきます。

こういう状態に来て初めて、「コミュニケーションスキル」、つまりコミュニケーションのハウツーを学べば学ぶほど、身に付くようになってくるのです。

そのためには、こんな方法もあります。

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http://counselinglife.com/ningenkankeinonayami.html
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『人間関係 コミュニケーションと話術』人間関係悩み・緊張・あがり症克服コミュニケーション講座-6

人間関係に悩んでいる人の中で、自分の考えを相手に言えないとか、言うと険悪な雰囲気になってしまうといって悩む場合があります。
このようなことで悩む人というのは、あるちょっとした誤解をしていることが多いんです。

それは、自分の気持ち・考え、意見を伝えるということと、それを受け入れてもらえるということは、実は全く違うということなんです。

実際、自分の思ったことを何でも伝えていたら、それは当然、人間関係がギクシャクしてきます。なぜなら、そこに相手への配慮がないからです。

心の中に、「相手は自分の言いたい事を受け入れるべきだ」とか、「自分の言いたい事が受け入れられなかったら、もう終わりだ」という思い込みが無意識にあると、自分の言いたい事を我慢するか、言ってトラブルになる可能性が高くなります。

自分の言いたいことを伝える時、先ず大切なのは、相手への配慮をすることです。
相手の気持ちや自尊心を傷つけないように、それでいてこちらの伝えたい思いを上手に伝えることです。

そして次に心がけておきたいことは、それ(自分の言ったこと)が、受け入れられないこともあるということです。

そして、その場合、受け入れられないということを、受け入れるということ。
「自分の言ったことが、相手に受け入れられないこともあるさ」というように、自分の言ったことが相手の反論にあったり、拒否されることもあると、心の中で受け入れることです。

あるいは、最初は受け入れられなくても、お互いの言っていることを大切にしながら、話し合っていくということです。

ですから、この場合、お互いの間で、多少の葛藤や紆余曲折は起きるかもしれません。起きるかも知れませんが、それを覚悟すること。そこまで心して、自分の言いたいことを伝える。自分の気持ち(感情)を上手に表現する。

葛藤や紆余曲折も、あくまでも相手への配慮をするという土台の上での話です。

こうしたプロセスが、人間関係を円滑にしていく上では、やっぱり大切なことなのだと思います。

ちなみに、感情を表現することと、感情的になるということも、似ているようですが、しっかりと区別しておかなければならないことです。

このような人間関係の機微を学ぶために、こんな方法もあります。

PCの方はこちら
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プロフィール

鈴木雅幸(心理カウンセラー)

Author:鈴木雅幸(心理カウンセラー)
心理カウンセラーとして対人恐怖、神経症、人間関係の悩みについて専門的なカウンセリングを行う。また、人間関係・コミュニケーションの通信講座を開講中。

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